テクノスケープ
Posted: October 3rd, 2005 | No Comments »今日は家でまったり読書。
しながらミクシィを本格的にはじめてみました。
見てるといくらでも時間が過ぎていきそうでおそろしいね。
ところで読んでた本はというと、景観学研究叢書の「テクノスケープ」っていう本。
テクノスケープっていうのは、人間が機能優先で作った構造物が作り出す景観、らしい。
つまりは工場とか煙突とかガスタンクとか鉄塔とか電柱とか・・・、そういうのの風景ってことかな。
ネガティブに捉われがちなこういう風景の面白さをさまざまな側面から検証することを通して、景観の価値とは何か?と問いかける。
っぽい。
まだ読み途中だけど、昔の流行歌や文学テクノスケープに対するイメージを探ったり、美学の側面から分析してみたりと、アプローチの手法が色々で面白そう。
おすすめです。
で、なんでこの本を手に取ったかというと、先月行ってた九州デザインシャレットにひきずられて。
課題に取り組んだ唐津には、海辺に180メートルの鉄塔2本が立つ火力発電所があった。
というか今もある。
その発電所はもうすぐ使われなくなるんだけど、その跡地をどうするかっていうのが大きな問題。
発電所が街と海とを遮ってきたのは明白で、鉄塔は周囲の風景の中であまりにも目立ちすぎている。
だけど発電所の建物に登ってみると街中を見渡せるし、近くで見るボイラーやシャフトはかなりかっこいい。
巨大な2本の鉄塔は街中どこからでも見え、良くも悪くも唐津の人々の心に残るランドマークだろう。
どうやら問題は簡単ではなさそう。
日本では明治維新以降の西欧化が急だったこともあって、歴史の保存というと、近代的なものはできるだけ隠して江戸時代や大正ロマンの街並みを再現しよう、とか極端なことになりがちだ。
でもそれじゃあほんとの街はできないと思う。
いくらある時代に良いものがあったとしても、確かにあった他の時代のものを無視したら偽者だ。
いろんな時代のいろんな要素がうまく並存してこそほんとの街なんじゃないかと思う。
つづく
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